「伝え方が9割②」を読めば、目玉が飛び出るほど使える「コトバのレシピ」が手に入る
伝え方が9割② 佐々木圭一
『同じ内容でも、伝え方で2~3割、
可能性を上げることができる』
イエスに変えるコトバをつくる3つのステップ
1.「じぶんの頭の中をそのままコトバにしない」
2.「相手の頭の中を想像する」
3.「相手のメリットと一致するお願いをつくる」
イエスに変える7つの切り口
①相手の好きなこと
~「相手の好きなこと」を使えば、好感をもたれながら、
こちらの希望を通すことができる~
「すみません、このシャツは現品限りです」
⇒「こちら人気で、最後の一着なんです」
「あの~、食事しませんか?」
⇒「すっごく旨いレストランがもうすぐ閉店するんです。
それまでにいきませんか?」
「きちんと報告してくれ」
⇒「君の評価を上げたいんだよ。途中の報告をきちんとしれくれると評価しやすいんだ」
②嫌いなこと回避
~嫌いなこと回避」を使えば、強烈な強制力を出せる~
「展示物に触らないで」
⇒「薬品が塗ってあるので、触らないで」
「万引きは犯罪です」
⇒「みなさんのおかげで、万引き犯を捕まえることができました。
ご協力ありがとうございます。」
③選択の自由
~「選択の自由」を使えば、やらされている感なく相手を導ける~
「デザートはいかがですか?」
⇒「デザートはマンゴープリンか、抹茶アイスがあります。
どちらがいかがですか?」
「靴を履いて」
⇒「青い靴と、赤い靴どっちがいい?」
「打ち合わせに出席してください」
⇒「打ち合わせのお弁当が選べます。
焼肉弁当か、カツ丼、どちらがいいですか?」
④認められたい欲
~「認められたい欲」を使えば、手強い相手も期待にこたえたくなる~
「窓くらいふいて!私だって忙しいんだから」
⇒「あなただと高いとこまで手が届くから、窓がピカピカになるのよね。お願いできない?」
「危ないから、手をつないで」
⇒「私ひとりだと不安だから、手をつないで一緒に渡ってくれない?」
⑤あなた限定
~「あなた限定」を使えば、自分だけ選ばれたという
優越感から話に乗りたくなる~
「飲みに行かない?」
⇒「山田くんが来ないと盛り上がらないから、山田くんだけには来て欲しいんだ」
「こちら無料で交換させていただきます」
⇒「ご愛用いただいている佐々木さんだけには、こちら無料で交換させていただきます」
「ごめん。でも俺だって、好きで仕事してる訳じゃないし」
⇒「ごめん。でも誰より裕子にだけはそんなふうに思わせたくなかった。
ごめんな。じぶんが情けないよ」
⑥チームワーク化
~「チームワーク化」を使えば、仲間意識が生まれ、
面倒な頼みも聞き入れてもらえる~
「飲み会の幹事やって」
⇒「いっしょに、飲み会の幹事やらない?」
「車道に出ないでください!交通ルールを守ってください!」
⇒「おまわりさんもみなさんのチームメイトです。どうかチームメイトの言うことにも耳を傾けてください」
「お父さん、運動しなよ」
⇒「夜に走ろうと思うんだけど、私一ひとりだと怖いから、いっしょに走ってくれない?」
⑦感謝
~「感謝」を使えば、ほのかな信頼関係が生まれ、相手が気軽には断りにくくなる~
「この机、移動して」
⇒「この机、移動して。ありがとね!」
「すいません、値引きはできないんです」
⇒「私の真心をプラスさせていただくことで、
何とかならないでしょうか?ありがとうございます」
強いコトバをつくる8つの技術
①サプライズ法
- 伝いたいコトバを決める
- 適したサプライズワードを入れる
〇サプライズワード
「わっ、」「あ、」「びっくり、」「おお、」「そうだ、」「!!」
「海賊王にあれはなる」
⇒「海賊王におれはなる!!!!」
「30分で自転車デビュー」
⇒「え!わずか30分で自転車デビュー」
②ギャップ法
- 最も伝えたいコトバを決める
- 伝えたいコトバの正反対のワードを考え、前半に入れる
- 前半と後半がつながるよう、自由にコトバを埋める
「大きなたこ焼き」
⇒「皿が小さく見える、大きなたこ焼き」
「海賊になったほうが面白い」
⇒「海軍に入るくらいなら、海賊になったほうが面白い」
「倍返しだ!」
⇒「やられたら、やり返す。倍返しだ!」
③赤裸裸法
- 最も伝えたいコトバを決める
- 自分のカラダの反応を赤裸裸にコトバにする
- 赤裸裸ワードを、伝えたいコトバの前に入れる
「感動的なプレゼンでした。変更箇所は特にないです」
⇒「泣いた・・・、そのままでいい」
「緊張しています」
⇒「緊張しています。のども渇いていますし、手に汗もかいています。自分のカラダにこんな毛穴があったんだ!と驚いています」
④リピート法
- 伝えたいコトバを決める
- 繰り返す
「ダメよ~ダメダメ」
「あわてない、あわてない。ひと休み、ひと休み」
「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ」
「おおロミオ、ロミオ!あなたはなぜロミオなの?」
「大きなたこ焼き」
⇒「大きな、大きなたこ焼き、
⑤クライマックス法
- いきなり「伝いたい話」をしない
- クライマックスワードから始める
〇クライマックスワード
「内緒にしておいてください」
「ここテストに出ます」
「これを聞いたあなた、ラッキーですよ」
「ここだけの話ですが」
「ここから撮影禁止です」
「いちどしか言いませんよ」
「ポイントは2つです」
「他では言わないのですが」
「あなただけには、話します」
「告白しまが」
「例題を見てみましょう」
⇒「この部分を聞くだけでも、来たかいがあります。例題を見てみましょう」
⑥ナンバー法
- 伝いたいコトバを決める
- 適した数字に書き換える
「たくさんのわんちゃん」
⇒「101匹わんちゃん」
「天才とは僅かなひらめきと、膨大な努力である」
⇒「天才とは1%のひらめきと、99%の努力である」
⑦合体法
- 軸のコトバを選ぶ
- 別軸のコトバの言い換えをたくさん出す
- 組み合わせる
「大きな、たこやき」
大きな=「巨大」「野球ボール」「最重量」
「大きな、たこ焼き」
⇒「野球ボールたこ焼き」
「消極的な男子」
⇒「草食系男子」
⑧頂点法
- 伝えたいコトバを決める
- 適した頂上ワードを入れる
「人気のクレープ」
⇒「原宿で一番、人気のクレープ」
「とっても受けたい授業」
⇒「世界一受けたい授業」
まとめ
「伝え方が9割②」でのポイントを
ざっくりまとめてみましたが、
本ではもっと親切に分かりやすく、
中学生でも身につけられるようになっています。
ちなみに、今回の本は
「伝え方が9割」シリーズ2ですが、
シリーズ1の内容は全て
「伝え方が9割②」に含まれていると感じました。