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集合無意識を唱えた「ユング」 ~こころの秘密を探る「ヴィジョン力」~

斉藤考の天才学1 ユング ~こころの秘密を探る「ヴィジョン力」~

 

これは、読んだ本の大事だと感じた部分だけを

抜粋したレバレッジメモというものです。

 

まっつんにとって、この本のダイジェストということです。

ほとんどメモのようなものなので、お気になさらず。

 

まっつんにこんなことも知って欲しい!

という場合はコメント大歓迎です。

 

ユングとは?

ユングは集合無意識の概念を作っったことで有名

・自分の夢や妄想を具現化するビジョン力に長けていた

・現実と精神世界を行き来することができたのがすごい

ユングは非常に知性があり、分析的だった

・理性的な判断力を無意識的世界を切り開く道具にしている

・知性があるからこそ、不思議な精神世界に行っても現実に戻ってこられる

(理性的な判断力が無い人は無意識の世界や超現実的な世界に飲み込まれてしまう)

ユングから学べるポイント①>

1.自分の強さを知って徹底して使い続ける

2.自分の直感したことを信じる

3.感性の世界を究めるために強靭な知性を持つ

 

・絶対に他人の意見でテーマを曲げなかった

 

ユングから学べるポイント②>

1.偉大な師の懐まで入り込んで、はじめてつかめるものがある

2.その師から離れることで、大きなエネルギーを得る

3.自分の世界を守りつつ、学んだことを生かして新たな世界をつくる

 

・夢をきっかけに人生を選択している

・夢とは、すなわち内なる自分のことです

ユングの考える夢は人類の過去の象徴が表れたり、自分の未来を告げるもの

フロイトの考える夢は過去の自分の中で無意識に抑制されてきた願望の表れ

・無意識とコンプレックスが存在することは共通するが、個人なのか集合無意識なのか

・人の心は古代、宇宙とつながっている

 

ユングから学べるポイント③>

1.人間存在の大きな可能性を信じる

2.さまざまな世界への思考を広げる

3.自己の中に無限の世界と回路を探す 

 

深い思考のコアをつかむ、キーワードで読み解くユング

<影(シャドウ)>

「影はその主体が自分自身について認めることを拒否しているが、それでも直接または間接に自分の上に押し付けられてくるすべてのこと~たとえば、性格の劣等な傾向やその他両立しがたい傾向~を人格したものである」

・どんな人でも、その人となりに統合された人格として生きてくるとき、そこにはかならず「生きられなかった半面」が存在する。

・控えめな人にとって、攻撃的なところはその人の影になっている。しかし、攻撃的なところはその人の影になっている。しかし、攻撃的な生き方をしている人にとっては、控えめなことがその人の影になっている。

〇読み方のポイント

私たちの心の中には表に出ているものとは違う性質、違う性質、違う人格があるようです。そしてそれはなかなか受け入れることができない。しかしこの「影の自分」とどう向き合うかは皆に等しく大きなテーマです。

 

<内向と外向>

ユングは人間をいくつかのタイプに分類しました。その最もポピュラーなのが、「内向」と「外向」です。タイプをしり、個性の問題に向き合っていくのがユングの取った考えでした。

・外向的な人は、一般的に親切で付き合いやすく、他人のために自己を犠牲にしても悔いないし、よく働き、社会的に成功することも多い。

・内向的な人は周囲の影響よりも、自分の主観的な考えを重要視する。自分自身の世界観を持っていて容易に他人に迎合しないので、意固地で付き合いが悪いという印象を与える。

 

<アニマ/アニムス>

〇読み方のポイント

・この心理学な両性具有の考えは、生物学的には遺伝子の数で性が決まる。という事実に起因しています。身体的な性ではないもう一方の性が、普段は無意識を構成していて、それが「永遠の女性(男性)」「恋人」などのイメージや夢になってあらわれます。

・男性は一般に男らしいと言われているような属性をもったペルソナを身につけなければならない。そのとき、彼の女性的な面は無意識に沈み、その内容がマニア像として人格化され、夢に実現してくると、ユングは考える。女性はこの逆でアニムスとして無意識に存在するという。

 

<マンダラ>

・自己の象徴が幾何学的な図形によって表されることにユングは気が付いた。

〇読み方のポイント

ユングがはじめて描いたマンダラは、男性と女性、生と死、光と闇といった対立物を配置しがら、中心に向かって自己をとりまく世界から内面へと、個性化していく家庭を描いたものでした。自分の思想をビジュアルで表現する力も、天才の条件です。

 

<集合無意識>

〇読み方のポイント

ユングは人間の無意識が生み出すものを、時間と空間を超えて関連付けました。彼はこの考えを人間の身体にあてはめてみると、昆虫や単細胞生物の心理も理解できると言っています。まさに天才ならではの着想ですね。

ユングの集合無意識、普遍的無意識という概念は、あらゆる情動の源泉として考えられているものの総称であって、心の奥深くにあると仮定されているので、何か実体のある層をなしているように思われているが、一つの点としてコンプレックスの中心にあり、層を成しているというよりも、一種の心理機構のようなものと考えたほうが、分かりやすいだろう。

・それは、心が生み出す劇的な効果を持った情緒性の基盤であって、想像力の原点として考えられるものである。

・誰でも、父や母の問題に触れられると、どこか心が動くのを感じるだろう。よくも悪くも、父母の存在は、人間の冷静な考えを混乱させることが多い。

・したがってそれは、ある個人の過去の経験によって生まれてくるものではなく、あらゆる人が普遍的に、生まれたときからもっている一種の情動の原点の一つであって、人間の想像力もそこから生まれてくるのである。

 

共時性シンクロニシティー)>

無意識は意識の一面性を補償する働きがあるが、その無意識が意識へ作用を及ぼし、全体性への回復への始動がはじまる「時」というものが存在する。

ユングはこのような「意味のある偶然の一致」を重要視して、これを因果律によらぬ一種の規律と考え、非因果的な原則として、共時性シンクロニシティー)の原理なるものを考えた。

つまり、自然現象には因果律によって把握できるものと、因果律によって解明できないが、意味のある現象が同時に生じるような場合があり、後者を把握するものとして、共時性ということを考えたのである。